きさらぎ。

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毎年こんころには、西洋のチョコとかいうココア菓子が
巷でいつもよりぎょうさん売ってはります。
なんや、バレンタインとかいう西洋の風習で、おなごが
恋心をうちあけるんやて。
まあ西洋のもんが一概にあかんとは言わしまへんが、それ
ばっかりっちゅうのがなんやこう、ちょとさみしおすなあ。
なにがってあんさん、
ここ京都はお寺や神社が多ていろんなことやらはります。
二月は節分であちらこちらで鬼にまめまきはりますが、
神宮丸太町ちかくの須賀神社の節分祭では懸想文売りっ
ちゅうのがあらわれます。
懸想文っちゅうのはつまり恋文のことどす。
恋文を売ってるんでっせ。
なんやバレンタインとにてまっしゃろ?
短冊や文を結わえた梅の枝をもって神社の内を
なんやけったいなかっこであるいて売らはります。
そんでもって、その短冊にはなになに・・・
「この文は縁談や商売繁盛の願いを叶えてくれる
お守りです。人に知られないように鏡台やタンスの
引き出しの中に入れてください。すると着物が増え、
容姿が美しくなり、良縁にも恵まれますよ」
やて。おもしろいでっしゃろ?
鏡台とかタンスとかなかったらどうするんやっちゅうねん。
まあ冗談はそっちにおいといて、もうちょっとじぶんの
おくにのことを知るのも乙なこととおもわはりまへんか?

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このページは、matsugが2016年1月30日 01:55に書いたブログ記事です。

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