お話と鉛筆画で綴る物語。
#563 秋深まる頃。

pencil grass 564

2010-10-28 透明教授。

透明教授。
#565 チョコレートコスモス。

"あいかわらず絵を描いていますね。"
おどろいて顔をあげると窓のところに
オトコが立っていました。
僕の部屋の窓にはたくさんの人が
やってくるのです。
(二階にもかかわらずです。)
"教授!"
風のうわさでいなくなったと聞いていた教授でした。
風のうわさですので半信半疑でしたがいなくなったと
いうのはあながち的はずれではなく消えてしまったようです。
わかりやすく言えば透明人間になったようです。
声もなんだか少し透き通ったのでしょうか、
それでも教授とわかったのは、いつも決まって帽子とジャケットは
おそろいで洒落ているわりにはくずれた着こなしと
独特な口調でわかったのです。

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このページは、matsugが2010年10月28日 23:09に書いたえんぴつ草です。

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